トレオン工場、メキシコ政府から環境に対する取り組みで評価

2023年9月26日

メキシコのトレオンにあるエセックス古河の工場は、環境責任を遵守し、優れた操業を行っているとして、コアウィラ州政府から最近、5年連続で表彰されたわずか26の工場のひとつです。同マグネットワイヤ工場は2001年以来、年次操業認証(COA)プロセスに準拠していますが、今回の式典は5年連続認証を達成した組織を対象としたものでした。同社はこの栄誉を受賞した数少ない製造会社の1つとなりました。

COAプロセスを良好な状態に維持するには、排出量に関する一貫した報告と、大気、土壌、水への汚染物質の移行の可能性を監視し、地方政府機関に報告する必要があります。この文書は、炭素削減、国連SDGsパートナーシップ、説明責任、報告、ガバナンスに関連するビジョン2030施策の一部としても使用されています。

同工場のプロセスエンジニアマネージャーを務めるNitzia Eréndira Mendoza Ayoubは、明確に定義されているとはいえ、すべての要件を満たすことは難しい場合があると述べました。

「達成しなければならないことはたくさんあり、監視と認識が必要なこともたくさんあります」と同氏。「当工場では、大気中への潜在的な排出量を追跡しています。潜在的な汚染物質が土壌のどこに行き着くかを図示しており、準拠を維持するために20以上の法律に従っています。」

メキシコでもトレオンの施設でも、雑排水の利用は一般的です。雑排水は、風呂、流し台、洗濯機、その他の機器から出る比較的きれいな廃水で、生活廃水に比べて病原体が少ない傾向にあります。また、多くの企業で使用されているように、取り扱いも安全で、園芸や美化などの飲料以外の状況での処理や再利用も比較的簡単です。

トレオン工場の技術者は、こうした水を製造に使用できるレベルへ戻すプロセスを行っています。

雑排水は自治体の地下配管からタンクに集められ、ゼオライト樹脂、塩素処理、限外ろ過を含む独自の清澄化プロセスにポンプで送られてから、活性炭を使用して追加のろ過が行われます。その後、不純物を除去する逆浸透膜を通して処理されます。処理された水は水槽タンクに保持され、その後、UV光滅菌プロセスを伴う逆浸透の2番目のプロセスによって、製造プロセスで使用できる飲用可能な水に変換されます。

同工場で使用されているシステムは複雑ながら効率的で、現在、外部の関係者から注目を集めています。Antonio Padilla工場長は、自治体の処理方法に貢献するプロセスに関してトレオン市の指導者らと会合を行ってきました。

「当工場の取り組みはユニークです」と同工場長。「市長室によれば、雑排水を飲料水にまで再生できる場所をここの他に知らないということです。一部の企業は軽微な処理を行いますが、当工場で行うレベルには達しません。

「ワイヤ製造プロセスでかつて雑排水であった水を使用するには、飲用レベルのものを使用する必要があります。当工場には、まさにこれを実現するための経済的に実現可能な選択肢があります。」

この認証はISO 14001環境マネジメントシステム認証に類似しており、現地で収集されたデータは州・連邦レベルまで報告され、メキシコ政府の温室効果ガス排出量追跡に貢献しています。

トレオン市のSusana Estens de la Garza環境局長と州のEglantina Canales Gutiérrez環境事務局長は、各社の取り組みに感謝の意を表明しました。

環境事務局長からは同工場に表彰状も贈られました。工場長は、チームが受賞した他の賞と一緒に工場内の展示エリアにこれを飾るとしています。



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